米海軍の空母ステニスに艦載されているS3哨戒機バイキングが10日夜、墜落した事故で、墜落場所は洋上ではなく小笠原諸島の北硫黄島と分かった。事故から一夜明けた11日になっても乗員4人の生死は不明のままで、米海軍が救難作業を続けている。
米海軍によると、墜落時間は10日午後7時42分。ステニスはニミッツ級の原子力空母で、横須賀を事実上の母港とする通常型空母キティホークとともに西太平洋で通常の訓練中だったという。北硫黄島は硫黄島の北約70キロにある。
東京都小笠原村硫黄島は太平洋戦争最大の激戦地だった場所である。墜落の現因はブラックボックス等で明らかになるであろうが、時節柄、何やら因縁めいたニュースである。
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